相変わらずあちこち痛いものの、腰の痛みが随分とひいてきたので動けるようになってきた。そのかわり、胸の痛みが強くなり、左肩甲骨と背骨の間あたりの筋肉がちょっとおかしい。
顔の擦り傷のかさぶたも取れてきた。そろそろリハビリにプールにでも行こうと思っている。
動けずゴロゴロしていたので、その間、買ったままになっていた本や、読みかけの本を読んだ。再読も。
DVDも何本かゆっくりと観る事が出来た。
家守綺譚 – 梨木 香歩
静かな物語だ。
各章に植物の名前があてられていて、実際に物語の中でも植物が効果的に使われている。そのあたりも、静かさを感じさせる理由のひとつかもしれない。
いわゆる「怪異」が、極々自然に生活の一部として存在する世界。そういった世界を描いた小説や漫画が近年数多く出版されているけれど、そういった物語が多くの人に受け入れられるというのは、書き手の素晴らしさはもちろんだが、受け手の感性も変化しているのだろう。変化というより、受け皿が大きくなったといった方が正しいかもしれない。
この小説、装丁もとても良い。良い小説が良い装丁だととてもうれしくなる。持っている事がうれしい。
文庫も出ているようだけれど、是非ハードカバーで手に入れて欲しい。
筑摩書房のサイトに梨木香歩さんのインタビューが載っているのだけれど、カヤックをされているらしい。
それで、なんとなく解ったような気がした。
この家守綺譚を読んだ時の心の在り方、どこかで感じたものにとても良く似ていると思ったのだけれど、それは、僕の家から車で30分くらいの場所にある、両側が断崖の谷底に流れる川を釣りをしながら散策している時のものに似ていたのだ。
どうりで心が落ち着くはずだ。どうりで懐かしいわけだ。もう10年も釣りに行っていないもの。
どこで読んだのかは忘れてしまったのだけれど、続編にあたるものも書かれているそうだ。楽しみ。
僕は、この小説しか読んだ事が無いのだけれど、他の小説もこれから読んでみるつもり。
新潮社 (2004/01)
売り上げランキング: 51949
地元・山科の人はぜひ読もう!!
お留守番
いつまでもいつも手元に置いておきたいような











