まだ僕一人だけのBlackCometClub。
古道具屋から6人は座れる大きなテーブルを買ってきた。足が一本ガタガタになっていたので安く手に入れる事が出来た。緩んでいる部分にくさびを打ってやるとなんとか安定した。それでも少し足が浮いていたので床との間に新聞紙をたたんで詰め込む。
椅子は骨董屋時代に売れ残ったデザインがばらばらなものが四脚有るのでとりあえずはそれで我慢しよう。
椅子に座り自分をリセットしたいときにいつも読んでいた村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読み始める。
本を読んでいるうちに雨になった。 戸棚からアードベッグの10年を出し、ソーダで割って飲み始める。
子供の頃、少し風邪気味になると近所の小児科医に駆け込みルゴールで咽を焼いてもらっていた僕にとってこの酒との出会いは衝撃的だった。
飲みながら「やみくろ」の事を考える。やみくろの生殖について。やみくろの娯楽について。やみくろの哀しみについて。 ピンクが似合う綺麗に太った女の子の様に綺麗に太ったインド料理屋の姉妹の事を思い出す。 僕が失ってしまったものと、それを取り戻す方法について考えてみる。そして、「それを取り戻す方法」と声に出してみる。村上春樹の小説を読むと、村上春樹的な事をしてみたくなるものなのだ。
ボブ・ディランとThe BeatlesをiTunesのプレイリストに入れてシャッフル。










